PUBLIC × PRIVATE · 2027

公立中高一貫校を目指すなら
知っておきたい私立中高一貫校の併願対策

公立中高一貫校の適性検査と私立中学校の入試は、対策が大きく異なります。公立中高一貫校を目指すなら、私立の併願校(とくに適性検査型入試)をどう組み合わせるかが合格戦略のポイント。
両者の違いと対策を整理しました。

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COMPARISON

公立中高一貫校と私立中高一貫校の違い

6年間の学費・入試形式・対策・教育内容まで、判断材料となる主要項目を一覧化しました。

項目
公立中高一貫校
私立中高一貫校
6年間の学費総額目安
約 340万円
(公立中 約54万円/年×3年 + 公立高 約60万円/年×3年)
約 780万円
(私立中 約156万円/年×3年 + 私立高 約103万円/年×3年)
(無償化対象は高校の授業料のみ、年間最大約45万円を支給)
入試形式
適性検査(教科横断・記述型)+ 報告書 + 作文 + 面接
教科型(国算理社英)/適性検査型
※英語は一部の学校で実施
対策の主軸
適性検査の演習・作文・面接対策
教科ごとの基礎・応用/適性検査型併願校では適性検査対策も
教育の特色
探究学習・教科横断型の授業・公平な選抜/一部の学校では理数教育や国際教育に力を入れる取り組みもあり
国際教育・デジタル機器を活用した授業・理数探究・大学附属など、学校ごとの特色が多様

※文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の学習費総額(学校教育費・学校給食費・学校外活動費の合計)をもとに6年間分を試算した目安です。
※学費は世帯収入や自治体助成によって変動します。最新の金額は各学校・自治体の公式情報をご確認ください。

DUAL STRATEGY

双方向の併願戦略

公立中高一貫校を目指す場合、私立中高一貫校(とくに適性検査型)を併願に組み込む場合も多いです。第一志望別に、戦略の考え方を整理しました。

PUBLIC FIRST

公立志望者の
私立併願戦略

公立中の高倍率に備え、適性検査型私立中を併願受け皿として活用するパターン。「適性検査の準備が私立にも活きる」のが強み。

典型フロー:公立適性検査の基礎固め → 夏に頻出単元を集中演習 → 秋に志望校・私立適性検査型の過去問演習 → 直前期に作文・面接の仕上げ
  • 公立中の適性検査を主軸に、私立中の適性検査型も並行して対策
  • 「公立に近いタイプの私立」を選ぶと負担増を抑えられる
  • 合格を1校先に確保すると、本命校の受検が落ち着く
適性検査型 私立中リストを見る
PRIVATE FIRST

私立志望者の
公立挑戦戦略

教科型入試の対策は、適性検査でも必要な基礎学力の養成に繋がる。適性検査の対策は思考力・記述力の鍛錬として意味がある。教科の学習を中心に、適性検査対策も効率良く取り入れる。

典型フロー:私立中入試の教科対策 → 6年生の秋以降に作文・面接準備 → 1月末〜2月に公立中適性検査受検・私立中入試受験
  • 教科学習は適性検査対策の基礎力に
  • 適性検査型の演習で応用力・記述力を身につければ、私立難関校の対策にも
  • 本命私立中の挑戦と「もう一つの納得できる道」を確保
適性検査型 私立中リストを見る
ADAPTABILITY EXAM PRIVATE

適性検査型 私立中リスト(2026年度)

公立中に近い適性検査型の入試を実施する私立中。公立中志望者の併願の主要受け皿として受験する人が増えています。

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)

郁文館中学校かえつ有明中学校京華中学校佼成学園中学校駒込中学校桜丘中学校ドルトン東京学園文化学園大杉並中学校武蔵野中学校安田学園中学校文京学院大学女子中学校

近郊・地方

各地域の私立中 ※随時更新関西の適性検査型実施校愛知の中等教育志向校

※掲載校は順次拡充します。
※掲載リストは2026年度募集時点。年度ごとに実施有無が変わるため、最新情報は各校公式サイトでご確認ください。

TUITION POLICY 2026

私立高校授業料無償化が変えるもの

2026年4月から所得制限撤廃・支給上限45.7万円に。志望校の選択肢が広がる可能性あり。

2026年4月:高等学校等就学支援金 制度変更

高等学校等就学支援金が拡充され、私立高校(中高一貫の高校段階含む)の授業料負担が大幅に軽くなります。学費差の縮小により、志望校選びの基準は『教育内容』『進学実績』『探究学習』『国際教育』へとシフトしていきます。

項目
2025年度まで
2026年4月〜
所得制限
年収910万円未満
撤廃・全世帯対象
私立高校 上限額
39.6万円/年
45.7万円/年
中等教育学校 後期課程
対象
対象
6年間の私立と公立の費用差
約440万円
私立高校授業料無償化により最大約137万円軽減され、約300万円程度に縮小

※制度の最新仕様は文部科学省・各都道府県の発表をご確認ください。

FOR EDUCATORS

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