【宮城県立中2026】「総合問題+作文+面接」を維持──検査1/10・結果1/16、方針は12月提示【日程と対策をやさしく解説】

はじめに

「今年も形式は変わるの?」——そんな不安に、宮城県教委の発表が明確な答えを出しました。2026年度(令和8年度)の県立中学校入学者選抜は、総合問題(英語リスニングを含む)+作文+面接の三本立てを継続。検査日は2026年1月10日(土)、結果通知は1月16日(金)と示されました。出願は12月1日〜5日で、詳細方針はすでに県サイトで12月に提示済み・6月に概要更新が出ています。本稿では、公表資料をもとに日程・方式の要点を整理し、冬の直前期に効く準備と、塾・予備校が今から整えるべき支援をコンパクトに解説します。

この記事で分かること
総合問題・作文・面接の三本立てが2026年度も継続される背景
出願〜検査〜結果通知までの年間カレンダー
受検生・保護者・塾が準備すべきポイントの整理
制度の設計意図や今後への見通しもあわせて理解できる

1. ニュース概要(何が決まった?)

  • 方式:総合問題(筆記+英語リスニング)60分、作文40分、面接。三本立てを維持。評価は調査書と合わせて総合判定。
  • 日程:出願 12/1(月)〜12/5(金)、検査 1/10(土)、結果発送 1/16(金)
  • :この基本枠組みは、県が12月発表の方針で示し、のちに6月の「方針・概要」で改めて明文化。第三者のまとめサイトでも同スケジュールが確認できます。
この章のポイント
三本立て継続(総合問題+作文+面接)
検査1/10・結果1/16のカレンダー確定
出願は12/1〜5、事務準備は11月中に前倒し
登竜問ロゴ
「教材づくりに追われて指導が手薄…」
登竜問ならワンストップで教材準備完了
まずはお気軽にご相談ください。

2. 方式の中身(どこを見られる?)

県の方針文書では、総合問題は課題理解→論理的思考→判断→表現までを一体で問う設計。英語リスニングを含み、資料読解や数理的処理を横断的に扱うのが特徴です。作文は与えられたテーマに対して考えを筋道立てて文章化する力、面接は志願理由書も参照し関心・意欲や長所などを多面的に評価します。いずれも“単なる暗記”ではなく、根拠を示して説明する力が軸です。

この章のポイント
リスニングを含む総合問題=横断型の思考・表現評価
作文は構成・論理性・具体例が鍵
面接は志願理由書との整合もチェック

参考:県立中等教育学校(仙台青陵)は名称や配点構成の表記が異なるものの、総合問題・作文・面接の基本枠は同趣旨です。最新要項は各校で確認を。

3. 年間カレンダー(出願〜合否まで)

以下を家族の共通カレンダーに反映しておくと安心です。

  • 11月下旬まで:写真・調査書の準備完了、志願理由書の下書き最終版。
  • 12/1〜12/5:出願(小学校経由)。控えの保存を徹底。
  • 年末〜年始:総合問題の“時間内処理”演習+作文のテーマ別トレ。
  • 1/10(土):検査本番(総合問題60分、作文40分、面接)。
  • 1/16(金):結果発送(郵送)。受取後の手続きに注意。
この章のポイント
直前2週間は解き直し+表現の言語化を最優先
面接は志願理由書の言い換え練習で一貫性確保
降雪・交通の影響を想定した当日動線の確認も

4. どう備える?(受検生・保護者の実務)

総合問題は、資料読み取り→条件整理→解答作成を時間内に回す練習が最優先。リスニングは「聞き直し前提」でメモの型(記号・略語)を固めておくと失点を防げます。作文は「主張→理由→具体例→結論」の骨格をテンプレ化し、40分配分(構想5・下書き30・見直し5など)を固定。面接は志願理由書と口頭回答の表現ブレをなくし、学校での学びと自分の経験の接点を語れるよう準備を。これらは県が示す評価観点に沿った対策です。

この章のポイント
時間配分の固定化”が直前期の最大効率化
リスニングはメモの型、作文は構成の型をもつ
志願理由書=面接回答の“共通台本”を意識
登竜問ロゴ
検索条件は100 通り以上
生徒の理解度に合わせてピンポイント教材を即作成。

5. 塾・予備校関係者への注目点(1〜3項目)

① 作文添削の回転数を増やす(冬期〜直前)
40分・400〜600字想定で週2本→解き直し1本の“2+1循環”を設計。評価観点(主張の明確さ/根拠の具体性/接続語・段落構成)をルーブリック化し、家庭共有しやすいフィードバック様式に。※作文ニーズは例年強い。

② 面接・志願理由書の“突合せチェック”
口頭と文面の整合、「志望動機→学校の教育で何をしたいか→中高6年の展望」の筋を1枚で可視化。模擬面接は2回(基礎/仕上げ)で十分、録音のセルフレビューを推奨。

③ 総合問題は“60分×本番導線”のパッケージ演習
60分の本試験型に入室〜配付〜回収までの動線を含めて再現。ミス抑止(氏名・受検番号・見直し順)チェックリストを配り、当日弱点(焦り・配点無視)を潰す。

この章のポイント
作文は量×質を同時に回す“2+1循環”
志願理由書と面接回答の整合をルーブリックで
本番導線の再現演習で“落とせるミス”を削減

6. 今回の位置づけ(なぜ“三本立て維持”?)

県の方針は、小学校で育てる資質・能力(思考・判断・表現)を多面的に見る設計を明確化しています。総合問題で横断的な活用力、作文で言語化力、面接で意欲・関心を確認——この三位一体で、入学後の学びに必要な土台を評価する狙いです。英語リスニングを総合問題に内包したことも、学力の“活用”を測る流れに沿っています。12月の方針提示→6月の概要更新という情報公開の手順も、現場が計画を立てやすいスケジュールです。

この章のポイント
活用型の評価(思考・表現)を三位一体で確保
英語リスニングの位置づけ=総合問題の中で運用
12月発表→6月更新で“見通しの早期化”

まとめ

宮城県立中の2026年度入試は、総合問題(英語リスニングを含む)・作文・面接という骨格を守りつつ、1/10実施・1/16結果の例年どおりのテンポで進みます。直前期は、総合問題の時間内処理、作文の構成テンプレ化、面接の志願理由書との整合を“型”として固めるのが最短ルート。塾現場は、作文添削の回転数アップ本番導線まで踏み込んだ再現演習で、当日の取りこぼしを減らしたいところです。数字や噂に振り回されず、公表資料に沿った準備を淡々と。冬の仕上げは“型×回数×本番再現”でいきましょう。

この記事のまとめ
総合問題・作文・面接の三本立てを2026年度も継続
直前期は“型×回数×本番再現”で効率強化
志願理由書と面接の整合・当日動線の事前確認が鍵
登竜問ロゴ
【悩み】 適性検査の最新傾向に追いつけない。
【焦り】 過去問を探す時間が足りず、演習が後回し。
【解決】 登竜問なら毎年追加される問題を条件検索し、
Word でレイアウト調整→即プリント。“探す” 時間がゼロになります。
しかも適性検査を実施する500 校以上をカバー。
今の指導に不足している問題タイプもすぐ手に入ります。

参考・出典

記載の方式・日程は、県公表の最新資料を基にしています。最新の募集要項・実施要項は必ず公式サイトでご確認ください。